MASAYUKI ISHIKAWA
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連載連載中

地域AX実践ガイド

非エンジニアが、AIで地域をアップデートするための実践記

地域AXとは、AIを「導入する」話ではなく、AIで地域の仕事と暮らしをアップデートしていく話です。対象は自治体に限りません。地域企業も、個人も、コミュニティも含みます。この連載では、非エンジニアの私が2026年4月からClaude CodeやCodexを使ってきて分かった、実際に手を動かすための方法を、順を追って公開します。

想定している読者は、自治体職員、地域企業の担当者、起業家、地域で何かを変えたい人。エンジニアでなくてかまいません。

AlphaDriveが公開している自治体向け政策レポート『地域AX』は、同じ問題意識を制度と予算の側から書いたものです。この連載は、その考えを個人の実践として一歩ずつ形にする側の記録です。

原本はnoteにあります:マガジン「地域AX実践ガイド」を読むnote ↗

各回の要点

  1. #01

    4月にClaude Codeを触り始めた非エンジニアが、5か月でできるようになったことnote ↗

    4月にClaude Codeを触り始めて5か月。コードを一行も書かずに、Webサイトやアプリを自分で作れるようになりました。豊田市のTAKEOFF Campでは23人が1か月で160個以上の成果物を作った。何が効いたのかを振り返り、連載の初回にしました。

    • 「これ、できるのかな」は、その場で試す。分からない言葉やエラーもその場でAIに聞きながら進める。準備が整ってから始めるのではなく、作りかけの具体的な必要から学ぶ
    • 自分で直したくなっても、AIにやり切らせる。自分で直すと、次も同じところを自分で直すことになる。納得するまでAIに任せる回数が、委ねる力を育てる
    • 自分の知識や感性も、AIが読めるように残す。「この余白がいい」という感覚や実務の知識をファイルに書いておくと、次の制作で使える。ひとつの成果物から、次の仕事に使える知識が増えていくのが最大の価値

    この回でできるようになることプログラミング経験がなくても、AIと対話しながらWebサイトやアプリを形にできると分かる。連載全体の見取り図

  2. #02

    非エンジニアがClaude Code/Codexで仕事を始めるために、最初に整えたい3つのことnote ↗

    Claude CodeやCodexは、チャットのAIと違って自分のPCのフォルダを直接読み書きできます。だから知的労働が圧倒的に楽になる。非エンジニアが最初に整えておきたい3つのことを、手順として書きました。

    • アプリを入れて、仕事フォルダを決める。非エンジニアはデスクトップアプリから始めるのが楽。「AI練習」のような名前のフォルダをひとつ作って開く
    • 資料の置き場所を決める。ホーム直下に projects という親フォルダを作り、その中を案件ごとに分ける。正解はひとつではなく、自分の仕事に合わせて決めればいい
    • CLAUDE.md を書く。毎回説明する手間を減らすために、仕事の内容と大事なことをテキストファイルにしておく。「同じ困りごとが3回出たらルール化する」くらいの気持ちで育てる

    この回でできるようになること手元の資料を使って、実際の仕事をひとつAIと一緒にやってみる準備ができる

  3. #03

    万能だけど、普通。AIを「その仕事の専門家」に変える3つのものnote ↗

    AIは万能だけれど、そのままでは「普通」の答えしか返ってきません。5か月使ってみて、プロンプトやスキルよりも効いたのは「何を入れておくか」でした。AIをその仕事の専門家に変える3つのものについて書きました。

    • 仕事の背景を知ってもらう。案件ごとに資料や調査結果を読ませ、「この仕事の背景をmdにまとめて」と頼んで背景文書を作っておく。背景がなければ、業界経験者でも当たり障りのない文しか出てこない
    • その仕事のやり方を持ってもらう。良い例と避けたい例を渡し続ける。Webサイト制作の品質は、これを4か月続けて上がった
    • 指示とフィードバックは自分が磨く。「なんか違う」ではなく「相手は初めて聞く人なのに、前提を知っている書き方になっている」まで言語化する。その判断基準をナレッジとして残し、次の仕事に回す

    この回でできるようになることAIに渡す「背景」「やり方」「フィードバック」の3点を、自分の仕事用に用意し始められる

  4. #04

    河内長野市の「脱コンサル」宣言から考える、行政AXの本質note ↗

    大阪府河内長野市が、行政計画の基礎調査や素案づくりを職員が生成AIで担う「脱コンサル」を宣言しました。これを委託費削減の話としてではなく、行政AXの本質に関わる動きとして考えました。計画を外に任せて失われていたのは、お金より当事者意識だ、という話です。

    • 計画を外注すると、何を書くかを決める力、出来を判断する目、策定のノウハウが庁内に残らない。いちばん大きいのは当事者意識で、自分で悩んで書いていない計画は、実行段階で施策の理由を語れず、改善もしにくい
    • AIで計画を書くこと自体はできるようになった。ただ、AIで整えて終わりにすると、外注先がAIに替わっただけ。現場で住民や事業者の声を聞き、案を示して直す往復を担えるのは職員自身で、AIはその往復の回数を増やす道具として使う
    • 行政AXは「効率化AI」「財政改善AI」「地域価値創造AI」の3段階で、脱コンサルは2段目にあたる。成果は委託費の削減額ではなく、職員が自分たちで悩み、現場の声で直し、実行まで引き受けた計画がいくつ生まれたかで測る

    この回でできるようになること「脱コンサル」や生成AIによる計画づくりを、委託費の話ではなく、当事者意識と主体性を取り戻す話として捉え直せる

  5. #05

    非エンジニアこそ気をつけたい、AI開発のセキュリティ事情note ↗

    AIを使えば、コードを書かなくてもアプリが作れます。それでも私は4月に、自分で作るアプリには個人情報や重要な情報を取り込む仕組みを持たせない、と決めました。不正アクセスのニュースが続くいま、そのとき考えたことを書きました。作ることが民主化された分、責任も民主化された、という話です。

    • 個人情報が漏れた「おそれ」があるだけで、個人情報保護委員会への報告と本人への通知が要る。2022年4月からの決まりで、事業として扱っていれば小さな事業者も対象になる
    • 攻撃する側は穴を1つ見つければよく、守る側は全部を塞がないといけない。防御の術を持たない非エンジニアは、守りきるより、守るものを減らすほうが確か。情報を受け取るときはGoogleフォームのような外部ツールに任せる
    • そう決めると作れないものも出てくる。それでも作ることはやめない。どのラインを超えるとリスクが上がるのかを意識し、分からなければAIにサイバー攻撃の歴史から教わる

    この回でできるようになること自分で作るアプリに、どこまでの情報を持たせてよいか、自分なりのラインを引けるようになる

次に、手を動かす場所

よくある質問

地域AXとは何ですか?
地域AX(Area Transformation)は、AIを「導入する」ことではなく、AIで地域の仕事と暮らしをアップデートしていくことです。対象は自治体に限らず、地域企業、個人、コミュニティを含みます。効率化にとどまらず、地域の人が自分で作り、試し、変えていける状態を目指します。
「地域AX実践ガイド」はどんな連載ですか?
非エンジニアの石川真之が、2026年4月からClaude CodeやCodexを使って分かった「実際に手を動かすための方法」を、順を追って公開する連載です。原本はnoteのマガジン「地域AX実践ガイド」にあり、このページでは各回の要点をまとめています。
エンジニアでなくても読めますか?
はい。むしろ非エンジニアのために書いています。コードは一行も書きません。必要なのは、自分の仕事の資料と、変えたいことがあるという気持ちです。
読んだあと、どこで試せますか?
愛知県豊田市で月1回開いている「豊田市AX勉強会(SENTAN AX LAB)」で、その場で手を動かしながら試せます。参加費は無料です。企業・団体での取り組みはご依頼フォームからご相談ください。

ご相談について

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